ハードな仕事である介護職は、人間関係で起こる不満というのも少なくありません。
起きやすい不満の中でも特にありがちなのが、業務の負担の差でしょう。
介護の現場ではハードな肉体労働や技術の必要となる難しい仕事も多々あります。
しかし、こういった仕事はどうしても得意な人、慣れた人に偏りがちになってしまいます。
できる人にばかり仕事が押しつけられ、できない人はいつまで経っても仕事を覚えず楽な仕事にばかり傾倒してしまうということが珍しくないのです。
業務量が偏っているのに得られる給与は同じというようなこともよくありますので、そうなると職員同士の中でも軋轢が生まれてくるでしょう。
誰もが平等に同じ量の仕事をこなしていけるようにならないと様々な不平不満が生まれ、人間関係にも差し支えてきますから、この点については職場内でよく話し合っていくことが大切です。
特定の職員に過酷な業務が偏らないようにするためには、研修などを行い誰もが同じように仕事をこなせるよう努めていくと良いでしょう。
職場内はもちろん時には社外研修なども行って、職員全員がスキルアップを図っていかなければなりません。
また、介護職のスキルというのは知識だけではなく経験も重要になってきますから、職員のスキルに差をつけないよう平等に業務を割り振っていくということも忘れてはなりません。
業務内容に差をつけない、差がつかないように努めていくことが人間関係の不満を生まないためのポイントです。